■主人公 名前:五十嵐 晃 一人称:俺 主人公。スマホを持っていない。 持っていない理由は「まだ今の携帯が使えるから」で、買おうと思えば経済的には問題ない。 人と人のつながりを大切にしたい。 そのためにはスマホなんかじゃなく、直接会って話すのが一番だと思っている。 基本的にはフツーの男子高校生。 ガラケー同好会部長。 好き:友達とバカやること 嫌い:暇さえあればスマホポチポチする奴 ■幼馴染 名前:西園寺 雛子 一人称:私 幼馴染。スマホ持ち。 晃の事がずっと好きで、告白したいと思っているがなかなか素直になれない。ツンデレ気味。 クラスでおとなしい鈴木さんが「FeARy」で告白して成功したと聞いて、自分も妖精に頼んでみようかと考える。 しかし、その不安定な心を藤崎に利用されてしまい、危うく屋上から飛び降りそうになる。 好き:晃 嫌い:晃 ■悪友 名前:野上 陽介 一人称:俺 スマホ持ち。 テキトーに生きている。それ故、流行りに流されやすい。マインドコントロールもされやすい。 でも悪い奴ではない。憎めない奴。 好き:甘い話、女の子 嫌い:難しい話、自分の生き方に文句を言われる事 ■部員1 名前:橘 こはる 一人称:わたし ガラケー同好会の一員で、心優しい少女。 スマホは料金が高いので、親に気を使って未だにガラケーを使っている。 例え自分が犠牲になっても、誰かが笑えるのならそれでいい。無償の愛。アガペー。 叶わないとしても、みんなが笑顔でいられる、そんな理想的な世界を希求している。 好き:温かい雰囲気 嫌い:誰かが傷つくこと 「誰かが悪いんじゃないんです。悪いものがあるとしたら、それは……世界。誰かが貧乏クジを引かなければならないこの世界が、悪いんです」 ■部員2(黒幕) 名前:藤崎 縁 一人称:僕 ガラケー同好会の部員にして、今回の事件の黒幕。 母親は極端な過保護、父親は放任で、今まで本当に"愛"と呼べるものに触れてこなかった。 今まで友達もおらず、ずっと寂しい思いをしてきた。(しかし本人は寂しいと気づいていない/気づきたくない) 自分しか自分を愛してくれる人が居ない。究極の孤独。彼はその逃げ道を仮想世界に求めた。 その場所でなら、自分は神になれる――― 愛を知らない彼にとって、他の人間とつながる術は"支配"しかなかった。 好き:自分 嫌い:自分以外の全ての人間